オトシブミの話
こんにちわ!ぼこわたりです!!
今回もまたオトシブミの話です。
こいつ何回オトシブミの話すんねんと思ってる方がいるかもしれませんが
もう好きだからしょうがないのです。
2019年5月25日 天気:晴れ
目的の虫はオトシブミです。
今までも色々なオトシブミを探してきましたが、
今回は名前に何もつかないオトシブミ。
広義のオトシブミと区別するためにナミオトシブミと呼ばれることもあるやつです。
正にオトシブミ・オブ・オトシブミ。
オトシブミの仲間の中では大型の種類で、
他の種類とは間違えようがない虫です。
オトシブミの基本となる種ですが、
どこにでもいるわけではなく自然公園や里山ではあまり見られず、
本格的な山に登らないと見つからないイメージです。
自然度の低い工業地帯に住んでるぼくには憧れの虫です。
情報を集め、この辺りにいるだろうと目星をつけた場所に向かいます。
朝早くに家を出て、電車で1時間半。
その後バスに乗り換えて1時間半。
合わせて3時間かけてようやく山の中腹にたどり着きました。
これで見つからなかったら悲しすぎるよ・・・!!
トゲヒゲトラカミキリらしきカミキリムシが。
こちらでは交尾していました。
アシナガコガネもくっついていました。
よく見るといっぱいくっついています。
淡い水色の体が太陽光にきらきらと輝いて
美しいですね。
網で軽く掬うだけで大量に網に入ってきます。
こちらはヒラタハナムグリ。
アシナガコガネとトゲヒゲトラカミキリに比べると
かなり少なかったです。
クロモジと思わしき木にヒゲナガオトシブミを見つけました。
ちゃんと撮れてなくて申し訳ありませんが、
イタドリの葉の上にカシルリオトシブミを見つけました。
そして本命のオトシブミがいる可能性が高いのがこちらの栗の木。
奥にもう一本栗の木が生えていますが、
周囲に他の栗の木はなく、この二本だけがポツンと森の中に生えています。
注意深く葉を眺めていきます。
いた!!
いました!
割とすぐに見つかりました。
そして1匹見つかると周囲にポツポツといるのが見えてきます。
風に揺れる葉についた小さな虫をキレイに撮るのが超苦手で、
写真が下手すぎて申し訳ないのですが交尾もしてました。
オスのほうが触角が長く、頭部も細長くなってるので
交尾してなくても雌雄の区別は容易ですね。
本命のオトシブミを早い段階で見つけられたので心に余裕ができ、
森の中を色々見て回ります。
このコケにまみれた感じがなんか良かったので写真を撮ったり。
2012年に関西のニホントカゲとは別の種類として登録された
ヒガシニホントカゲも見つけました。
写真うまくなりたい。
林床のイタドリの上には
ドロハマキチョッキリがいました。
メスがイタドリの茎を噛み切っています。
ここの個体群は緑ベースに赤が混じる、
東日本に多い緑色型個体が多いみたいですね。
今回もお目当てのオトシブミに出会えました。
家から結構遠いのでなかなか気軽に来れる場所ではなかったですが、
初めて訪れた場所で初めてのオトシブミを発見できてよかったです。
次回もお楽しみに!