ハンミョウの子供が生まれましたの話
どうも、ぼこわたりです。
以前ハンミョウの飼育を開始したことを記事にしましたが
タイトルにもあります通り、子供が生まれたので紹介します。
ハンミョウを飼育し始めてから10日ほど経った頃でしょうか。
ふとケースの側面を見てみると・・・???
ケースの側面に小部屋が作られて、卵が見えていますね。
長さ2mmくらいの小さい小さい卵です。
よくよく見ると他にもいくつかケース側面に卵が見えていました。
ケース側面に見えている分だけが全てではないので、
見えないところにも無数の卵が産みつけられていることでしょう。
卵が産みつけられているのを発見したのは一番左のケースでした。
真ん中と右側のケースは卵産んでいるのかなと覗き込むと・・・
剥き出しで産んどるやんけ!!!
このままだと卵が乾燥して死んでしまったり、
親に食べられてしまう等が考えられるので
早速卵を保護しましょう。
用意しましたのはこちら。
プラスチック製の筒状の容器です。
上部がネジになっていてフタもあります。
内径16mm、深さが約13mmあります。
ガラスの試験管を使うとオシャレで専門家っぽい雰囲気が出るので
かっこいいですが、落としたら割れるのでプラスチック容器を採用しました。
この筒に成虫飼育でも使用している、
赤玉土と珪砂6号を混ぜたものを入れていきます。
筒に入れながら、同時に加水して湿らせていきます。
後から試して分かりましたが、乾いた状態の土を入れて後から湿らすより、
先に大きい容器で湿らせてからそれを筒に詰めていく方がやりやすかったです。
土を詰めたものがこちらになります。
卵をちょんと乗せて、上から軽く土をかぶせておきます。
次に用意しましたるはこちらのプラスチックコンテナ。
生き物飼育用品専門店ダイソーでこのような商品を買ってきました。
こんなふうにコンテナの内側寸法に合わせて切って
仕切りとして使います。
こうして立てて管理すれば楽ですね。
さてそんなある日、いつものようにハンミョウの世話をしているときに
ふとケースを側面の卵の様子を見てみると・・・
卵が!!!ない!!!
昨日までそこにあったはずの卵がありません。
怪盗キッドの仕業でしょうか。いいえ違います。
そう、卵が孵ったのです。
卵のあった場所を掘り返すと小さな小さな幼虫が出てきました。
左に見えてるのはぼくの人差し指の先っちょです。
幼虫の体長は2mmくらいでしょうか。
かなり小さいです。
白いところが体で、黒いところが頭です。
かなり頭でっかちで体に対してかなり大きなアゴも見えますね。
幼虫を先程の土を入れた筒に入れてやると、
巣穴を掘ります。
あの大きな頭で巣穴の入り口をマンホールのフタのように塞いで、
近くを通りかかった小さな生き物をアゴで捕らえて穴に引きずり込んで食べる、
待ち伏せ型のハンターです。
視力はかなりいいようで、人影を見るとすっと穴の奥に引っ込んでしまいます。
こちらはコクヌストモドキ。
精米所や食品工場などで見られる穀物等の害虫として有名ですが、
小さくて簡単に増やせるので餌昆虫として利用しています。
ツイッターのフォロワーさんに分けて頂きました。
そしてこちらがコクヌストモドキの幼虫です。
ミルワームの超小型版といった感じでしょうか。
こちらをハンミョウの幼虫の餌として与えていきます。
恐ろしく速い獲物を捕獲する動作。
— ぼこわたり (@konanemu) 2020年5月31日
ぼくじゃなきゃ見逃しちゃうね。 pic.twitter.com/GMgeB6yr89
一瞬で獲物を穴の中に引きずり込みます。
目にも止まらぬ速さです。
幼虫が大きく育つまではしばらくコクヌストモドキのお世話になりそうです。
産卵から孵化までは無事に辿り着きましたが、
果たしてこのまま無事に成虫まで育てることができるのか!?
今回はここまで。
また次回をお楽しみに!