そらいろちょっきり

生きもの見つけたりとかするよ

マイマイカブリの繁殖

どうも、ぼこわたりです。

今回は飼育中のマイマイカブリの繁殖について書こうと思います。

 

 2020年1月18日に鰐くんと一緒にマイマイカブリを採集しに行きました。

 

その時の様子はこちらから↓


 

その時に採集した個体の中から、

特に色が奇麗だなと思った子たちを親にして

繁殖させてみることにしました。

 

普段はそれぞれ単独飼育をしていますが、

十分に餌を食べさせて栄養を付けた状態のオスとメスを

一緒のケースに入れるとすぐに交尾を始めます。

 

交尾終了後にまた単独飼育に戻し、

メスにカタツムリを食べさせます。

床材は珪砂6号とピートモス(PH無調整の物)を半分ずつ混ぜたものを使用しました。

 

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数日後、床材が掘り返された跡がある場所を慎重に掘ると

卵が出てきました。

 

 

この卵はとても弱いらしく、ちょっとした衝撃でも死んでしまうので

そーっと別のケースに移し、静かに保管します。

 

 

 

 

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気づいたらこんな感じで生まれています。

 

 

 

 

 

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1日もするとこの様に真っ黒になります。

 

 

 

 

 

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ラムズホーンを与えるとすぐに潜り込んで食べ始めました。

 

 

 

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2日くらいかけてラムズホーンを食べると、

そのまま脱皮して2令幼虫になりました。

 

 

 

 

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2令になったあとも引き続きラムズホーンを与えていきます。

 

 

 

 

 

 

 

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なんだかんだで2令になってからラムズホーンを4匹食べました。

そのころになると餌を食べずにウロウロするようになるので、

そうしたら卵を産ませた時と同じように珪砂6号とピートモスを半々で混ぜたものを

プリンカップに深く敷き詰めて、そこに幼虫を放すと潜って蛹になります。

 

 

 

 

 

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幼虫を放してから3週間くらいほったらかしていましたが、

試しに掘ってみると無事に蛹になっておりました。

掘った時に蛹の周りの土が崩れてしまったので、

砂を湿らせて真ん中を窪ませ、蛹を安置します。

 

 

 

 

 

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次の日にはアゴや脚が色づいてきました。

これはそろそろ羽化が近いなと思いつつ眠りにつきました。

 

 

 

 

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翌朝には羽化してました。おわり。

 

 

 

 

 

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生まれてから成虫になるまで、

ラムズホーンを5匹食べました。

タツムリがなくとも成虫まで育てることができました。

両親に似て奇麗なブルーの子供が誕生しました。

 

幼虫の飼育も特に難しいことはなく、

ラムズホーンを与える以外のことは特に何もしていません。

 

これを読んだ皆さんも、是非マイマイカブリの繁殖に挑戦してみてください。

 

 

それでは今回はここまで。

次回をお楽しみに。