マイマイカブリの餌
どうも、ぼこわたりです。
現在マイマイカブリの飼育をしているぼくですが、
今回はマイマイカブリの餌について書こうかと思います。
皆さんもご存知かとは思いますが、
マイマイカブリは名前の通りマイマイ、つまりカタツムリを食べます。
自然下ではカタツムリ以外にもミミズや小昆虫などの動物質のものから
樹液や果物などの植物質のものまで色々食べるようですが、
性成熟して繁殖するためにはカタツムリを食べることが必須です。
幼虫も成長するためにはカタツムリが必要で、
カタツムリ以外の餌だけでは成長できずに死んでしまいます。
我が家でも普段は昆虫ゼリーを与えて飼育していますが、
繁殖させるためにはカタツムリがないとダメですし
幼虫の飼育にも必要なので、複数匹の幼虫を育てようと思うと
なんだかんだで結構な量のカタツムリが必要です。
カタツムリを餌用として安価で販売しているお店がなかなかないので
自分で探しに行かなくてはなりませんが、
行けば必ず必要数が確保できるというわけでもないので
カタツムリの代用餌はないかと試行錯誤しております。
シジミのむき身を与えてみたり、
熱帯魚ショップでヒメタニシを購入して与えたりしていましたが、
Wikipediaのマイマイカブリのページに東京都の多摩動物公園昆虫館で
インドヒラマキガイを代用食として与えてうまくいったとの記述がありました。
観賞魚の水槽に入れて飼育する淡水生の巻貝です。
ラムズホーンで検索するとすぐに
「ラムズホーン 大量」とか「ラムズホーン 増えすぎ」「ラムズホーン 駆除」
などといった言葉が出てくるかと思います。
水槽のガラス面に生えるコケを掃除する役割として水槽に入れたものの、
その強力な生命力と繁殖力で一気に数を増やし、
いつしか水槽内の景観を損ねる邪魔者になってしまうことも多々あるようです。
成長が早く、すぐに増えることは餌として養殖するのにはプラスの要素です。
そんなわけで前置きが長くなりましたが
インドヒラマキガイ、ラムズホーンの養殖を始めることにしました。
養殖開始
現在の我が家でのラムズホーンの飼育環境はこちらです。
ネットオークションに増えすぎてしまったラムズホーンを出品している人が
多くいるのでそちらで購入しました。
ラムズホーンにも品種があって色や状態によって値段が変わるようですが
餌用に繁殖させるだけなので特にこだわりもなく、
貝殻の直径が10mm前後のものが50匹届きました。
30cmの規格水槽です。
底には大磯砂を敷いて砕いた卵の殻も少し入れてあります。
貝の仲間は殻を成長させるためにカルシウムを必要とするので、
カルシウム補給用の卵の殻です。
水槽の左側にはポンプで水を吸い上げてフィルターを通してろ過するタイプの
ろ過器を設置しました。こちらは物理ろ過と水槽内の水の循環の役割があります。
右側にはエアレーションを接続してスポンジ部分から水を吸い込むタイプの
スポンジフィルターを設置しました。
こちらは生物ろ過の役割に期待して設置しました。
飼育開始してもうすぐ1か月くらいになりますが、
すでにガラス面やフィルターのプラスチック部分などに
卵を産み付けており、孵化も始まっています。
昼間は照明をつけていますが、明るいところが嫌なのか
みんなはじっこの暗いところに集まっています。
100均で売ってたザリガニ用の餌を与えていますが、
餌を入れると匂いに反応してはじっこからわらわらと出てきます。
赤い丸の中の白い点が稚貝です。
拡大するとこんな感じです。
小さくても貝殻を背負った貝の姿をしています。
情報によると生まれてから1か月くらいで10mmくらいの大きさまで成長して
繁殖もできるようになり、2か月くらいで20mmまで成長するようです。
20mmを超えてくれば餌として十分な大きさになりますね。
貝しか入ってない水槽ですが、なんだかんだで見てると飽きませんね。
しかしここで大きな問題発生
稚貝も生まれて順調に行っているかのように見えた我が水槽ですが
ここで問題が発生してしましました。
貝が可愛くなってしまい餌としてマイマイカブリに与えるのが心苦しいです。
毎日餌をあげて卵産んでるかな?子供は生まれたかな?と眺めているうちに
情が沸いてしまいました。
しかしこのままでは水槽からラムズホーンが溢れてしまうので
心を鬼にしてマイマイカブリに与えてみました。
いや、いつ見ても美しいですねこのマイマイカブリは。
ラムズホーンを入れると触角を動かして反応しているようでした。
明るい場所で撮影しているときは食べませんでしたが、
電気を消してしばらくしてから見に行くとかぶりついて食べていました。
暖かくなってきたらカタツムリを捕まえて与えるつもりではいますが、
ラムズホーンのみでも繁殖させることができれば
カタツムリを探しに行く負担が少し減るので飼育が楽になりますね。
それでは今回はここまで。
次回もお楽しみに!