そらいろちょっきり

生きもの見つけたりとかするよ

ハンミョウの飼育

どうも、ぼこわたりです。

 

世界的に流行しているコロナウイルスの影響で、

昆虫採集などに行けない日々が続いております。

 

4月5月は例年なら冬が終わり色々な昆虫が活動し始め、

この時期しか見られない昆虫も多く、

外での観察がとても楽しい時期ですが外出自粛中なので

室内での昆虫飼育を楽しむことにしました。

 

今回ご紹介する昆虫はタイトルにもあります通りハンミョウでございます。

 

 ハンミョウの飼育を開始

 

ハンミョウを入手しました。

 

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オキナワハンミョウという種類で、

名前の通り沖縄にいるハンミョウです。

本州に生息するナミハンミョウの近縁種で、見た目はそっくりです。

 

 

 

飼育の準備

 

 

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飼育に使用するケースはこちら。

クリアスライダーラージという商品です。

 

 

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フタの開け閉めが上の写真のように

スライド式になっております。

ケースの大きさは幅267×奥行187×高さ159mmだそうです。

 

 

 

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次に用意しましたのがこちら。

湿気でダマになったきな粉ではありません。

園芸用の赤玉土です。いや、きな粉かもしれないですね。

園芸用のきな粉です。

 

 

 

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ダマになっている状態のものをすり潰し、

ふるいにかけて細かい粒子にします。

そしてきな粉60%に対して珪砂6号を40%の割合で加えます。

 

 

 

 

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100円ショップで売っている小さいタッパーをエサ入れとして使用します。

鉢底ネットをタッパーの外周と同じ長さに切ったものを結束バンドで止めて

タッパーがすっぽりはまるようにしました。

 

 

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こんな感じになりました。

 

 

 

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こんな感じでタッパーを埋め込みます。

 

 

 

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そして加水します。

びちょびちょにならない程度にしっとりさせましょう。

 

 

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写真で伝わるかどうかわかりませんが、

このような湿り具合になりました。

 

 

 

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埋め込んだタッパーはこのように取り外して掃除できます。

鉢底ネットはタッパー周りの土が崩れてくるのを防いでくれます。

このアイデアTwitterでお知り合いになりましたトモロウさんに教えて頂きました。

どうもありがとうございます。

 

 

 

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ペットボトルのキャップを水入れにします。

 

 

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ハンミョウが溺れてしまうのを防ぐために

丸めたティッシュを入れます。

 

 

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そして水を入れます。

 

 

 

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ハンミョウはケースの内壁に沿って移動することが多いので、

エサ入れ水入れは壁に沿って配置してあげると

ハンミョウが見つけやすくなって良いと思います。

 

 

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エサとしてミルワームを入れます。

これで準備完了です。

 

 

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ここでスライド式のフタが大活躍します。

ハンミョウは足が速く、さらにすぐ飛びます。

これから飛びますよ~っていう予備動作なしにサッと飛び立ちます。

目にも止まらぬ速さなのでフタを開けっぱなしにしてたら

あっという間に逃げられますし、室内に逃げ出したハンミョウを

捕まえられる気がしません。

 

なので必要最低限の隙間だけ開けてメンテができる

フタがスライド式のケースを採用したのでした。

少しだけフタを開けて、隙間からハンミョウを入れました。

 

 

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このケースは全面が透明なので、

フタを開けずに真上からでも観察できるのもポイントが高いですね。

 

 

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早速ミルワームを食べ始めました。

 

 

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アゴで噛み噛みしながら食べています。

昼行性の虫で、明るいところをせわしなくチョコマカ動き回るので

観察していて飽きません。

こんな感じでハンミョウ飼育を楽しみたいと思います。

 

それでは今回はここまで。

次回をお楽しみに。