雑木林でマイマイカブリ探そう
どうも、ぼこわたりです。
今回もマイマイカブリを探しに行ったお話です。
2020年2月2日 天気:晴れ
例によってマイマイカブリ探しです。
冬の間の楽しみなので定期的に行ってしまいますね。
今回はHさんと一緒に行ってきました。
朝の5時半頃に家を出ました。
冬の早朝は寒さが厳しいです。
まだ真っ暗なのも寂しさを加速させます。
電車に乗って1時間半。
Hさんとの待ち合わせ駅に到着です。
そこからHさんの車で今回の目的地へと向かいます。
車で4時間ほどかけて今回の採集場所に到着です。
今までは河川敷でのマイマイカブリ探しが多かったですが、
今回はご覧のように雑木林での探索となります。
コナラと松が半々くらいの割合で、その他雑木がちらほらといった感じでした。
台風の影響か林内には倒木が多かったですね。
台風で折れたのが原因で枯れたというより、
もともと立ち枯れしてもろくなった木が台風で倒れたようです。
折れた断面部分が柔らかく朽ちていれば
マイマイカブリの絶好の越冬場所になりますが、
この木は乾燥して硬くなっていたのでいませんでした。
地面に接した倒木の樹皮下から
オオスズメバチの女王陛下が出てきました。
お休み中のところ申し訳ありません。
良さげな立ち枯れをチェックしていきますが、
なかなかマイマイカブリはお目にかかれません。
どうやら他の採集者が先に来ていたようで、
良さそうな朽ち木はあらかた調べられている痕跡がありました。
地面に横たわっていた、ぼくの腕より細い枯れ木を
ダメ元で割ってみると・・・
1匹だけ出てきてくれました。
ここのマイマイカブリは奇麗な青色です。
前回採集した所は緑っぽい個体がいましたが、
今回の場所は水色の個体が多いようです。
ぼくの採集の最初の個体はいつも
どうせいないだろうとダメ元で探した場所から出てくるパターンが多いので
最近は望み薄な場所もきっちりチェックする癖をつけています。
ところで写真を見て何か気づいたことはありませんか?
そう、ぼくの親指の爪が奇麗ですよね。
クロナガオサムシでしょうか。
ちょっと自信がないです。
松の倒木の折れた断面は要チェックポイントです。
集団越冬しているのを発見しました。
マイマイカブリが3匹まとまっており、
さらにその一番奥から
アキタクロナガオサムシが出てきました。
ひとつの小部屋でマイマイカブリと他のオサムシが一緒に越冬しているのは
初めて見たのでちょっと面白かったです。
この雑木林ではマイマイカブリと同じくらいの割合で
越冬中に死んでしまった個体の一部だけが出てくることもちらほら。
こんな風に体の一部だけ出てくる場所は
越冬場所としての条件を満たしているということの証明なので
近くを探すと生きて越冬している個体がいることが多いです。
左の黒いのが死んだ個体の一部で、
右にいるのは生きている個体です。
ゴミムシダマシ系の幼虫です。
ペットの餌として売られているミルワームとそっくりですね。
ここからはマイマイカブリの写真をダイジェストでお楽しみください。
朽ち木の中はもとより、
倒れた木の根っこのまわりにこびりついた土の中や
枯れ木の樹皮の下等、色々な環境からマイマイカブリを見つけることができました。
オオスズメバチの女王もちょくちょく出てきました。
かっこいいですね。
こんな感じで結構マイマイカブリを見つけることができました。
Hさんポイントの案内と運転どうもありがとうございました。
帰ってきてから撮影しました。
めちゃめちゃキレイですね。
青い虫が好きなのでこのマイマイカブリたちは飼育することにしました。
今回はここまで。
次回をお楽しみに!