新年マイマイカブリ
どうもぼこわたりです。
あけましておめでとうございます。
2020年の年明け早々、マイマイカブリの採集に行ってまいりました。
2020年1月2日 天気:晴れ
朝の6時に家を出ます。
この季節はまだ外が暗いですね。
電車に揺られること1時間半。
利根川にやってきました。
関東のマイマイカブリの採集では多摩川と並んで有名な場所ですね。
この冬初めての霜を見ました。
地面にも霜柱が立っています。
同じ関東でもやはりこっちのほうは寒いのですね。
神奈川沿岸部では葉っぱについた霜なんて何年も見てません。
雲のない空です。
川沿いを歩いていきますが昨年の大型台風の影響か、
マイマイカブリのいそうな場所が見つかりません。
30分くらい歩いてもまったく朽ち木や根返りといった
越冬の定番ポイントが発見できずに焦ってきました。
ひたすらに草原が続きます。
左の草むらの中は地面がぬかるんでいて足がずぶずぶと沈んでいきます。
ようやく木が生えているのを発見したので、
そこに向かって突っ込んでいきます。
柳の木が生えた林です。
立ち枯れはポツポツとありますが、
台風で増水したときに水没したらしく、
木全体が乾いた泥で覆われて真っ白です。
片手鍬で叩いてみると硬く乾燥していて白い粉塵が舞います。
地面には朽ち木の類は1個も落ちていなくて増水時に流されてしまったのでしょうか。
最近折れたばかりと思わしき腐ってない乾燥した枝が少し落ちてるだけでした。
とりあえずこの辺り一帯の枯れてる木を
手当たり次第に叩いて調べていくことにします。
木は乾燥していますが、地面は溶けた霜で濡れていて
同じ場所に3秒立っていると足が沈んでいくくらいぬかるんでいました。
イノシシのものと思われる足跡が、びっしりありました。
こんな感じでイノシシの足跡がどこに行ってもありました。
写真を撮っていませんがイノシシが泥浴びしたであろう水たまりもありました。
イノシシのう〇ちもありました。
食事中の方にも配慮する当ブログをよろしくおねがいします。
ぼくの足跡とイノシシの足跡しかないことから、
ここには他の人間は入ってきていないことが分かります。
それもそのはず、河川敷の人が通る道からは200mほど離れています。
しかも正月早々河川敷に来ている人自体がほとんどいません。
今イノシシが出てきたら自分一人でどうにか逃げなきゃいけないと想像して
ちょっと怖くなりましたが、この日は茂みの奥の池みたいなところで
ガサガサと何か大きめの動物(タヌキかイノシシ)が逃げていく音を聞いただけで
特にトラブルはおきませんでした。
さて、現地に着いてからすでに3時間近く探し回っていますが
まだマイマイカブリがいそうなやわらかい朽ち木は1個も見つかっておりません。
腰くらいの高さの立ち枯れはいくつかありましたが、
どれも泥が詰まっており、一応ほじってみましたが
ミミズが出てきただけで、アオゴミムシやカミキリムシの幼虫、
コクワガタやコメツキムシの幼虫など、
マイマイカブリ探しで見つかる定番の虫は一度も出てきません。
ようやくこれはいるかもしれないと思える木に出会えました。
ぼくの頭くらいの高さで表面に泥はついていますが
中までは泥が入り込んでいなくほどよく湿ってフカフカになっています。
ここを掘っていくと・・・
出ました。
開始から3時間半、ようやく1匹でてきてくれました。
ありがとうございます。
紺色の個体でした。
やっぱり出てきた瞬間は最高ですね。
心臓の鼓動が早くなるのを感じました。
すぐそのあとにもう1匹追加で出てきました。
ここからまだまだ出てくるかも!と期待しましたが、
2匹出てきただけで終了でした。
あとはクワガタのメスが出てきただけでした。
その後もマイマイカブリを探して彷徨いましたが、
途中で1匹追加しただけでした。
合計で7時間くらい採集してましたが3匹で終わりました。
今回採集したのは3個体ともヒメマイマイカブリでは一般的な
光を当てると紺色、光が弱いと黒に見えるやつでした。
緑色のマイマイカブリがいるかもしれない場所なので
期待していきましたがなかなか難しかったです。
遠くまで電車で移動し、何時間もかけて歩いて
3個体とちょっと少ない結果でしたが、
0よりは全然マシですし楽しいか楽しくないかで言ったら
相当楽しかったので良かったです。
それでは今回はここまで。
次回をお楽しみに!